| @細胞内のミトコンドリアで、ブドウ糖からエネルギー(ATP)を産出するが、 この過程で発生した活性酸素がミトコンドリアを変質させることがある。 |
| @インシュリンを産出するすい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞は活性酸素の攻撃に弱い。 エネルギーが作られず、ブドウ糖も使われない。活性酸素に攻撃されてダメージを 受けインシュリンの産出が減ってしまう。 A血液中のブドウ糖の量が増える「糖尿病」 B増加したブドウ糖は全身の多くの組織や臓器でタンパク質などと反応を起こす (グリケーション)この反応で活性酸素が発生し、組織や臓器を攻撃する。 |
合併症の発生に関与 |
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| 太りすぎると活性酸素のリスクが増えるって本当? |
| 糖尿病など、さまざまな生活習慣病との関連が指摘される肥満。 肥満になると活性酸素によるリスクが増えてしまう。 これは、体積が増えることにより、体内にはりめぐらされる血管も多くなるためである。 活性酸素は血流とともに全身の組織に送られるため、血管が多ければ多いほど、 活性酸素にさらされる面積がふえてしまうのである。 とくに、腹部の内臓に脂肪がついた「内臓型肥満」(いわゆるリンゴ型肥満)の場合 心臓病、脳卒中、高血圧などの循環器疾患を発症したり、エネルギーの代謝に異常があらわれて 糖尿病などの疾患になりやすい傾向もある。 |
| 活性酸素がふえるとがんになりやすいのはどうして? |
| 私たちの細胞には、細胞の性質が書き込まれた遺伝情報をもつDNAがあり、 細胞が分裂・再生することで、組織の細胞から細胞へと同じ遺伝情報が伝えられている。 しかし、このDNAがなんらかのきっかけで損傷されると、遺伝情報にも狂いが生じ、 間違った遺伝情報をもった細胞が増殖してがん化してしまうのだ。 このDNAの損傷に関わるのが「発がん物質」であり、代表的なものには発がん遺伝子を 持つウイルス、食物たばこなどがある。 これらの物質が大量に体内に入ると活性酸素の発生量が増え、DNAに傷をつくるきっかけを つくってしまうのである。 したがって、がんを防ぐためには、発がん物質を体内に入れて活性酸素をつくらせないよう 心がけることが大切だろう。 |
| 紫外線を浴びると、皮膚や目の老化につながる |
| 地上に降り注ぐ紫外線。最も破壊力が強いUVCは波長が短いため地上までは届かないが、 波長の長いUVA(色素沈着をつくるもとになる紫外線)とUVB(赤くヒリヒリした日焼けを つくる紫外線)はオゾン層を通り抜けて地上にまで降り注いでいる。 紫外線を浴びるとシミやシワなどが現れ、皮膚の老化が進行するが、 これにも活性酸素が関わっているのだ。 紫外線を浴びると皮膚に活性酸素が発生し、皮膚を構成する脂質を酸化させて 過酸化脂質をつくりだす。 ここに紫外線を吸収したメラニン色素が集合すると、シミをつくる原因となってしまう。 また、皮膚の弾力をつくるコラーゲンや線維組織のエラスチンなども紫外線を浴びると 酸化して変性するため弾力が失われてシワができやすくなる。 特に、初夏から初秋の強い日差しの下でたびたび強い紫外線を浴びていると、 ヒドロキシラジカルや一重項酸素などの酸化力の非常に強い活性酸素が大量に発生し、 皮膚がんを引き起こす要因にもなるため、注意が必要である。 また、紫外線を浴びて活性酸素が発生すると目の水晶体を構成するヒアルロン酸が変性して、 白内障を発症しやすくなる。また、陽射しの強い日に直射日光を浴びると、 活性酸素の影響で角膜が傷つき、目のかゆみや痛みを感じたり、ものが暗く見えたり することもあるなだ。 陽射しの強い日には特に紫外線対策に気をつけ、皮膚や目を守るように心がけたい。 |
| 気づかないうちに、体は酸化している!? |
| 活性酸素によるダメージは体のあらゆる場所に出てくる。全身に酸素を運ぶ血管や、 酸素をもらう臓器はもちろん、紫外線による害を受けやすい肌や目なども代表的な攻撃対象。 血管がダメージを受けると動脈硬化を促進したり、さらには、糖尿病やアトピー性皮膚炎、 認知症、白内障などが引き起こされるのも、活性酸素が一因では?といわれている。 |
| 活性酸素から体を守る、サビ止め成分 |
| 万病のもとと言っても過言ではない活性酸素。 「じゃあ、息をしない方がいいの?」とパニックに陥りそうだが、そこまで活性酸素を恐れることはない。 人間の体もよくできたもので、活性酸素の毒に対抗するはたらきがちゃんと備わっているからだ。私たちの体内にはもともと、SOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ) カタラーゼ、グルチタオンパーオキシタゼなどの酵素が存在している。 これらの酵素は、体内で発生した活性酸素の毒を解毒してくれる。 たとえば、SODは活性酸素を過酸化水素と酸素に分解するという華麗なワザで体内の活性酸素を消すと言う。 このように酵素が活性酸素と闘うことで、私たちの体はサビつきからまもられているのだ。 |
| 20代を過ぎたら、誰もがサビている |
| ただし、20代を過ぎた人はそう楽観視もしていられない。 体内で活性酸素をけしてくれる酵素の量は、哀しいことに20代がピーク。 それ以降は、年齢とともにじょじょに減っていく。あなたが30台、40代と年齢を重ねているほど 活性酸素の毒にさらされる期間が長くなり、サビている危険性も高いわけだ。さらに活性酸素は、 生活環境によっても増えるという。太陽からそそぐ紫外線をはじめ、車の排気ガス、化学工場や ゴモ焼却場からでる排煙、ダイオキシン、食品にふくまれる防腐剤、電子レンジや携帯電話から 出る電磁波など、これらすべてが体内の化成酸素を増やす原因となるというから おそろしいばかりだ。 |
| 活性酸素がたまるとどうなる? |
| 活性酸素は人間の遺伝情報をつたえるDNAの情報を乱してしまう。 そのため、活性酸素がたまって、体がサビる=酸化すると、老化や病気の原因になるのだ。 ちょうど鉄が錆びてボロボロになるのと同じような感じで、体が衰えていく。 例えば、シミ・シワ、運動機能の低下や物忘れ、さらには動脈硬化や糖尿病、ガンなどの 生活習慣病を誘発するのだ。 |
| スカベンジャーこと抗酸化物質、その正体は? |
| 人が病気をしたり、老化するなどの体の不調の原因は「体がサビる」ことにある。 「体がサビる?」って聞き慣れない言葉ではあるが、あの鉄などの表面が赤茶色に変色し、 ボロボロになるのと同様に、人の体でも「体の中で酸化」が起きているのである。 その原因となっているのが「活性酸素」。 困ったことに、その活性酸素がさなざまな病気の原因となってしまっているのだ。 |
